ダジャレ犬の記録

主に数年後の自分に向けた日々の記録。アメコミ(マーベル)や映画の感想なども。

新感染半島(ペニンシュラ)

新感染(釜山行き)の四年後の世界を描くゾンビ映画


世界観的にはニューヨーク1997やマッドマックスに近い感じ何だけど、アクションはワイルドスピード頭文字Dのそれだったね。
ゾンビ映画もいろいろやり尽くされた感あるけど、ここまでカーチェイスに拘ったのは知る限りだと初めて。
人間同士のカーチェイスだとゾンビ関係ないやん、となりそうだけど、音と光に向かってくるというゾンビの習性を双方が使うことでうまくアクションに織り込んでおりました。
アクションすごかったけど、双方煤けた車なんで、敵味方が分かりにくかったのがちょっと惜しかったかな。


蔓延後のゾンビものって、人間同士の対立でコロニーが破綻してそこに大量ゾンビがってパターンになりがちだけど、本作では目的地へ向かうという方向性があったのでそこからの動きがあってよかったね。
前作から引き続いてるのは世界設定だけかと思ったら、港に必死で向かうというところで一貫性あったわけね。


ゾンビ映画の2作目としてしっかり面白かったですが、前作は韓国の社会状況の風刺も含まれててゾンビ映画の枠を超えて評価された感じだったので、そういうものを期待していくとがっかりするかもしれない。
まぁ韓国の地政学的な状況や日韓関係を反映している部分も多少あるけど…


あと細かいとこで気になるとこはあったけど、そういうこと言い出したらゾンビ自体が四年も動き続けられるエネルギー源ってなによって話だしな…


とういうわけでゾンビ好きとカーチェイス好きにはおすすめ。
ネタバレ気味だけど、ラストも某ゾンビクラシック映画へのオマージュで嬉しくなった。


ちなみに悪役の一人がロンブー淳さんにクリソツ。

 

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