めちゃくちゃ良かった。
さんざん擦られまくったバットマンを、ゴッサムを舞台にした極上のノワール調のクライムミステリーに仕上げておりまさた。
リドラーを実にうまく使って、セブンやゾディアックの感じをアメコミ世界観の中に調和させておりました。
後半はちょっと冗長な感じもしたけど、なんだかんだとヒーロー映画として着地してたね。
ウェイン役のパティンソン（テネットのニールの人）は、陰鬱な雰囲気漂わせた美青年が完璧に嵌っておりましたな。バットマン映画史上初めてヴィランに食われなかったバットマンになったんじゃなかろうか（過去作も言われるほど食われてはなかったと思うが…）…
物語上の必然性は微妙でしたが、レニクラ娘のキャットウーマンもアクションキレキレでなかなかよかった。
ちなみにペンギンはコリンファレルがやってたけど、コリンファレルに全然見えない…というか時々デニーロの物真似に見えた…
作品として独立していて、DCユニバースの予備知識なくても楽しめると思うので、おすすめです。
3時間くらいあるから、トイレに行きやすい通路側の席で見よう。
