めちゃくちゃよかった。
第二次世界大戦末期の敗色濃厚なドイツを舞台にした話ではあるものの、極めて寓話的にポップ描かれているので、深刻にならずにみられる。
こんな軽いタッチでいいのかなと思いつつ、しっかりとメッセージはつたえてくる作りが見事。
まぁもうちょっと笑いどころで笑えたほうがよかったとは思うけど…
手に汗にぎったり爆笑したりするわけじゃないんだけど、見終わるとしみじみいい映画だなぁと思える傑作でありました。
なによりもラストシーンからのエンドクレジット曲 デビット・ボウイのHeroes(ドイツ語版)の流れは素晴らしすぎる。
オデェッセイでのスターマンでもめちゃくちゃ泣いたけど、今回もめっちゃ泣いてもうた、ボウイの唄に弱いんやなぁ…
曲についてはここが詳しい
役者陣は大人も子供もみな素晴らしいね。
スカーレット・ヨハンソンのアカデミー助演女優賞ノミネートも納得だし、主演の男の子も素晴らしかった。
一番の熱演の空想ヒトラーは監督本人なんやね、芸達者やったわー
あと、サム・ロックウェルの演じたドイツ軍士官は若いころのゲイリー・オールドマンかと思ったわい
寓話的だけあって、いろいろと意味が隠されていそうなものもいろいろでてはきたが、教養がないからそういうのわからんよなぁ、残念。