面白かった!
結構長かった(153分)けど、テンポがいいのと、レースシーンがいい感じ挟まれているの中だるみなく一気に見れた。
とにかくレースシーンが迫力満点なのでIMAXでみるのがよさそう
タイトルほどフォードとフェラーリがバチバチな感じでなくて、むしろフォード内の官僚主義と戦う感じ。ヨーロッパではルマン66ってタイトルにしたらしい。映画の中でもレース中やってることはフォードのほうが悪役というw
夢にかけた男たちの友情というホモソーシャル感満載な題材だけど、夫を現実に引き留める側で描かれがちな妻を、一緒に夢を追う存在として描いているのが今風ですな
去年亡くなったアイアコッカさんもでてきたけど、あの人も元はフォードにいたのね、ググったらフォード2世との確執でいきなり放逐されて、クライスラーの社長になったらしい。んでもって、フォードといったら映画「訴訟」のモデルにもなったフォード・ピント事件やが、あの時の開発責任者はアイアコッカやったんやな…今回はずいぶんいい奴に描かれてたけど、映画は映画やね。
一方、嫌な奴を一手に引き受けていた上級副社長(レオ・ビーブ )はじっさいいい奴だったみたいな証言もあるそうね。
さらにググったらケン・マイルズ以外の登場ドライバーみんな事故やレース中の心臓発作などで早死にしているのねぇ…そういう時代だったのね
ケン・マイルズ 1966年 テスト走行事故死 享年47
デニス・ハルム 1992年 レース中心臓発作 享年56
ブルース・マクラーレン 1970年 レース中事故死 享年32
ロレンツォ・バンディーニ 1967年 レース中事故により三日後死亡 享年31