『The First Omen(オーメン・ザ・ファースト)』
映像の質感が昔の映画のそれで、一作目の前日譚として違和感なかったし、70年代のイタリアの雰囲気もよく出ててよかったっす。
ストーリーは想定通りの展開でありましたが(まぁポスターからして隠す気もない感じだけど)、オリジナルのオーメンにつなげつつ、その後の話も新たに作る気満々な設定は上手かった。
今時、教会を描くには現代では暗部も描かないといけないわけですが、そこをうまく組み込んだ誕生秘話も(多少欺瞞的ではあるけど)よく考えられてましたね。
主演の人(ネル・タイガー・フリー)を全然知らなかったけど、綺麗だし役にピッタリ。この手の映画は主演が合うか次第で評価が乱高下するもんですが、今回は大当たり。
途中無粋なモザイクで萎えたりもするけど、私はなかなか楽しめました。
しかし修道院ものは、ことが起きるまでがずっと不穏で観てるのしんどいのよね。